
■ 0系新幹線 22-75 (青梅鉄道公園)
0系新幹線は、初の営業用新幹線車両として1964年の東海道新幹線開業に合わせて開発された車両で、同一形式による老朽置き換え行われた事から、1964年~1986年までの22年間に3,216両が製造されました。
初期車の登場から44年にわたり東海道・山陽新幹線で運用され、その後は100系、300系などに置き換えられ2008年11月に定期運行が終了しています。
廃車後はほとんどの車両が解体されましたが、一部の車両が静態保存されており現在でもその姿を見る事が可能です。
先日、イギリスに渡りヨークにあるイギリス国立鉄道博物館に譲渡された22-141号車に続き、昭島市民図書館つつじが丘分室にて図書館として利用されている(新幹線電車図書館)21-100号車についてご紹介しましたが、今回は
青梅鉄道公園で保存されている22-75号車についてまとめてみたいと思います。
* 写真は2009年9月5日及び2011年6月19日に撮影したものです。
【前回の記事】
● 0系新幹線 22-141 (イギリス国立鉄道博物館)
http://ntmuseum.blog130.fc2.com/blog-entry-268.html
● 0系新幹線 21-100 (昭島市民図書館 つつじが丘分室)
http://ntmuseum.blog130.fc2.com/blog-entry-272.html
22-75号車は東京寄りの制御電動車で、こだま用のK15編成として汽車会社にて1969年に製造された車両です。
廃車後、1985年に浜松工場より青梅鉄道公園に運搬され、以来同公園にて展示されています
屋根のない屋外展示のため車体に痛みが見られますが、定期的に塗装が行われているようで退色等は見られませんでした。
● 外観
屋根上には下枠交差型の新幹線用パンタグラフも残っていますが、グリル等は埋められています。

● 車両ナンバー

● 床下機器
台車と車輪を除き、モーターや床下機器はほとんど取り外されています。

連結面については連結器と電気連結器が残っています。

● 車内
・ 乗務員室
乗務員室も公開されており、運転席に座る事もできます。

運転台についてはブレーキハンドルは取り付けられておらず、一部計器についても取り外されています。



● 客室内
0系初期車の転換クロスシート並んでいます。


側面中央部に設置されていた非常口。

(青梅鉄道公園 2009/09/05・2011/06/19)
■ 青梅鉄道公園
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